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2010年08月19日 (木) | Edit |
 みなさん「パラフィルム」ってご存知ですか?

 化学系の人にはお馴染みだと思いますが、
抜群の伸縮性・粘着性をもつ、通気性の無い防湿性のフィルムで、
どんな型の容器にもよく付着し、密封できるものです。
      パラフィルム AS HP500 

 本来は、試験管やフラスコなどの密封を目的に作られた
フィルムですが、最近は別の用途にも応用されています。

 とにかく、密封度の高さや取り外しが簡単にできる手軽さから、
●ワインやウイスキーなどのボトルの再密封
●接ぎ木の保持
などに利用する人が増えていて、ネットでも紹介されています。

 ちなみにワインなどのボトルへの使用方法を紹介すると
 1.必要な長さ(2cm程度)に切り取り、印刷紙をはがします。 
       パラフィルム 切り取り2  

 2.瓶とキャップに半々かぶるように合わせます。
   パラフィルムを少しずつ伸ばして巻きつけます。
   (引っ張ると びょーん とのびます。)
       パラフィルム 巻く

 3.しっかり密封できたら完成です。これで揮発しにくくなります。
       パラフィルム 完成 


 接ぎ木の保持の参考サイトはこちらから。
  http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/tokimeki/249.html

 
 他にもアイデア次第で、色々な用途に使用できる可能性がありそうですね。
ご購入はインターネット(e-理化学ドットコムのサイト)
 http://www.e-rikagaku.com/products/list.php?category_id=22
から簡単にできますので、ご興味あれば一度お試しを。

 

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2010年07月15日 (木) | Edit |
 梅雨末期の局所集中豪雨の為、各地で大変なことになって
いますね。一日も早く、この状況から脱出できるようお祈り
するばかりです。

 梅雨が明ければ、子供たちにとって楽しみな夏休みが待って
います。夏休みと言えば、頭を悩ますのが「自由研究」ですね。
楽しみでもありますが、テーマ(題材)の選定に苦労すること
があると思います。そんな子供たちやご家族の方に朗報です。
(関東地区の情報ですので、他の地域の方にはごめんなさい。)

 東急ハンズ 池袋店/町田店にて、パックテストの実演・説明が
あります。パックテストとは、ポリエチレンチューブ状の水質検査
キットです。このポリエチレンチューブに調べたい水を吸い込むと
発色するので、付属の比色表と対比するだけで水質検査をする
ことができるものです。
04071257_4bbc02a0430ac.jpg  
 当日は製造メーカーの共立理化学研究所
の説明員の方がきてくれます。

●【東急ハンズ 池袋店 7F】
   2010/7/24(土)11:00~18:00

●【東急ハンズ 町田店 7F】
   2010/7/26(月)11:00~18:00


 http://kyoritsu-lab.co.jp/tokusyu/sum/index.htmにも
関連情報があります。

 自由研究のヒント!があるかもしれません。お近くの方は、
買い物ついでにのぞかれてはどうでしょうか?

 当店「e-理化学ドットコム」でも、このパックテストを販売して
おりますので、お気軽にお立ち寄りください。
 
2010年06月27日 (日) | Edit |

  理化学機器に使用されるガラスの多くは、窓ガラス等の普通
のガラスとは異なった組成
のものになっています。それは普通
のガラスに比べて、耐熱性・化学的安定性が要求
されからです。
  石英ガラスはこれらの性質に優れた最高のガラスとされてい
ます。
しかし、熔融、成型が難しく、価格が高いということがあり、
特別な場合以外はあまり
用いられません。
  一般的な理化学ガラスとしては、ほうけい酸ガラスと呼ばれる
(Na2O-B2O3-SiO2を主成分とする)種類が多く用いら
れています。
これに対して普通のガラスはソーダ石灰ガラス(Na2O-CaO-SiO2
を主成分とする)が多く用いられています。
ほうけい酸ガラスは
ソーダ石灰ガラスに比べて、熱膨張係数が小さく、急激な温度差
が与えられても割れにくくなっています。また、アルカリ溶出量も
少なく化学的にも安定しています。 
 
JIS規格(R-3503)でもこれらガラスの種類についての記載が
ありますので、興味のある方は一度ご覧になってください。